現実の不確かさ


1.現実は石のようにかっちり固定されている?変更不可能?

 

現実、−リアル−なものは、一般的に、確かにそこに存在すると考えられています。

夢見がちな人を批判する言葉として、「もっと現実をみろ」なんかがありますね。

私も一時期、地に足の着いたしっかりとした生活をすることに憧れたことがありました。

 

ですが、世界には世界五分前仮説  というものがありまして、

「世界は5分前に始まったかもしれない」という仮説です。

 

これは反証不可能で、5分よりも前の記憶があるよ?と誰もが思うでしょうけど、5分前に過去の記憶を植え付けられた状態でスタートしたとしても、5分より前の記憶があるからです。

 



SFチックですけど、本当にSFのようなことが行われていたとしても、私たちは気づくことができません。

 

この仮説を変えて世界は1秒前に始まったかもしれない。としてもいいはずです。すると、1秒より前のことは不確か極まりないことになります。何が起きたかわかったもんじゃない。

 

このまま、「世界はA秒前に始まったかもしれない」のAを限りなく0に近づけたら、「今」より一瞬でも前のことは、もう何も分からなくなってしまいます。

過去の出来事がほんとに起きたかどうかもわからないし、一瞬前に自分が生きていたかもわからない。過去の経験が実在したかどうかもわからない。あたかも経験したかのような記憶だけが存在しているのかもしれない、という摩訶不思議なことになります。






これを未来に拡張したらどうなるでしょう?

過去は不明なわけです。未来は、常に不確かです。これはこの仮説を持ち出すまでもありません。

というと確かなのは今だけということになります。今より一瞬後も一瞬未来も不確か。

 

よくわからなくなってきましたが、世界が5分前に作られたかもしれないとしたら、現実とはなんだろう、ということになります。

 

今生きている現実、過去の記憶、全て作ることができるとしたら、現実とは石のようなものじゃなく、もっとやわらかくぐにゃぐにゃな、粘土のようなものじゃないでしょうか。

 

だとしたら、現実にやたらこだわったりするのは無意味かもしれません。なぜなら全て幻想、ゆめまぼろしかもしれないのですから。

「地に足をつけて生きる」にしろ、地自体があやふやであいまいなものだとしたら、そんなものに足をつけても安定しません(笑)

 

もう少し肩の力を抜いて、現実を生きていってもいいのかもしれませんよ。

 

 

2.自分の目で見たものは他の人にも同じように見えている?








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