まやかしの世界・現実の砂漠
美しい森も川も一瞬にして失われる
1.まやかしの世界・現実の砂漠
私は記事のアイデアを得るために近所の公園に行くことがあるのですが、その日もその公園のベンチに座り、木や川を見ていたときに思いついたことを書きます。
目の前には美しい木々や、川が流れていたのですが、一度地震や隕石衝突、火山の噴火などの天変地異が起きれば簡単に失われてしまうのです。
自然なんて簡単に消えてなくなってしまうのです。
もっと言えば人間文明も、簡単に滅びてしまうのです。
そう思うと、この眼の前の風景が美しいからこそ、この美しい世界はまやかしの世界に思えてなりませんでした。
一寸先は闇ではありませんが、、たまたま今の世界は滅びずに現状を維持できているように感じます。
復興中の福島第一原発に又同規模の津波が来たら、対処できる人はこの世にいるのでしょうか?
人類なんて、簡単に滅びてしまうものだと思います。
マトリックスのモーフィアスが言ったように、この世界は一皮剥ければ現実の砂漠が横たわっているのかもしれません。
普段は、文明や美しい自然がフィルターとなって、現実の砂漠は見えずに済んでいますが・・・。
10年連続で年間の自殺者が3万人を超えている現実は、正に現実の砂漠の一例でしょう。
毎年先の東北大震災の津波などで無くなった人以上の方が自殺で亡くなられているのですから。
そう考えると、綺麗な服を着て、おいしい物を食べて、ぬくぬく暮らすことが馬鹿らしくなってきます。
だってそんなもの、一瞬で失われるわけですから。
文明生活を謳歌することにどれだけの価値があるのでしょう?
すぐ下には砂漠が横たわっているのにそれを無視して、きれいに暮らすことにどれだけの意味があるのでしょう?
我々人類は数千年もかけて、まやかしの世界を創り上げることしか出来なかったのでしょうか?
2.恐竜の寿命・人類の寿命
恐竜は今から6500万年前に絶滅したと言われており、絶滅するまで一億年に渡って地球上の覇者であったようです。
それに比べ人類は誕生してからせいぜい数百万年、文明が起こってからは数千年しか経っていません。
いつ吹き飛んでもおかしくないレベルです(笑)
期間だって恐竜の数十分の一すら生き延びていません。
そして人類が今後、恐竜と同じくらい一億年の長きに渡って存続し続けることができるとはとても思えません。
なぜなら、あまりに愚かであり、自身の存続に必要不可欠な地球の環境や資源を使い尽くしてしまうからです。
未来の世代が使うべき資源を今使い、未来の世代が使うべきお金を国債の形で今使っています。
そんなことをしたら滅びるに決まっていますが、人類にはそれがわからないらしい。
そもそも人類が滅び行く宿命なら、諦めるしかありません(笑)
人類が滅びる瞬間はまだ先のことだと思うので、幸運にも私もあなたも見ることは無いと思いますので、それが救いです。
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