働くのは自然なこと?洗脳の結果?/ナウル/リン鉱石の島/勤労意欲


働かなくてもみんなが豊かに暮らせた国
勤労意欲について検証する



1.働くのは自然なこと?

私たちの多くはは学校を卒業すると、働き始めます。

食べていくためにはお金が必要ですし、お金を手に入れるためには働く必要があるので、働くのは自然なことかもしれません。

と思っていましたが、世の中には働かずとも暮らしていけた国、ナウルのような国が存在しました。

ナウルの人は生まれた時からずっと年金が支給されていたので大人になっても一度も働いたことがなく、年金支給が止まっていざ働かなければならなくなっても、働く経験も訓練も受けていないので、昼間からウロウロしているだけらしいです(笑)

ということは、私たちが当たり前のように思っている「働く」ということは、当たり前でも、自然なことでも無いのかもしれません。

小学校から人によっては大学まで、働く訓練、もしくは働くよう洗脳を受けたがために、大人になったらみんな働いているのかもしれません。

特に、会社勤め、役所勤めというのは特殊な形かもしれません。

なぜなら、人類の歴史では、狩猟採集の自給自足的生き方・働き方の時代のほうがずっと長かったからです。

もちろん、現代人が何の訓練も受けず急に自給自足的世界に放り出されたらやっていけないでしょう。

ということは、働くということは、その時代に合った働き方を子供の頃から刷り込まれて初めて出来るようになることかもしれません。

勤労意欲も、国ぐるみ、社会ぐるみで洗脳して初めて生まれてくるものかもしれません。


2.誰もが働かずとも豊かな生活ができた国、ナウル

かつて、国土から取れる豊富なリン鉱石を輸出することで、とても豊かな暮らしができた国がありました。

南太平洋の島国、ナウルです。

Wikipedia ナウル


一人あたりの国民所得は、1980年代、バブル最盛期の日本の3倍もあり、税金は無く、全国民に年金が支給され、教育・医療は無料、食事は一日三食中国人の経営するレストランで取るので料理すらする必要もなく、全過程に国が家政婦を派遣してくれるので家事すらする必要がなかったらしいです。

リン鉱石の採掘は外国人労働者が行い、公務員ですら外国人労働者が3割を占めるような状況なので、ほとんどのナウル人は生まれてから一度も働いたことがなく、またその必要も無かったようです。

なんともうらやましい(笑)

ですが現在、そのリン鉱石が枯渇し、大変ピンチな状況に陥っているわけです。

そんな状況にもかかわらず、生まれた時から、自分も親も一度も働いたことがないナウルの大人は、働くことをせず、オーストラリアの援助に頼って生きているらしいです。

人間は意欲面も含めて訓練を受けなければ働けない生き物なのかもしれません。

労働は自然発生的なものではないのかもしれません。

自給自足的暮らしですら、小さい頃から訓練を受けて初めて出来るようになるのかもしれません。

そして人類の歴史では、自給自足的な、狩猟採集や農耕時代がそのほとんどだったようです。

この働き方は会社に努めて給料をもらうという働き方とは全く違うように思えます。


もし働く気があっても仕事自体なさそうですが・・・・。

元々ナウル人は原始的な漁業と、農業(タロイモ?)で自給自足的生活をして来ました。

おそらく何百万年もの間。

20世紀初頭にリン鉱石の採掘が始まるまでは、普通に(自給自足的に)働いて暮らしていたわけです。


 参考リンク(外部サイト)

3.働くのは自然なこと?洗脳の結果?/ナウル/リン鉱石の島/勤労意欲〜まとめ

人は働かずに済むなら働かず、家事すらせずに済むならしない生き物なのかもしれません(笑)

キリスト教徒の家庭・国・社会に生まれたら知らないうちに洗脳されキリスト教を信仰するようになり、イスラム教徒の家庭・国・社会に生まれたら知らないうちに洗脳されイスラム教を信仰するようになり、労働教徒の家庭・国・社会に生まれたら知らないうちに洗脳され労働するようになるのかもしれません。

100年後にロボットが人間の代わりに働くようになり、人間は働く必要が無くなった世界でも、労働教徒は「ロボットの仕事を俺によこせ!俺は働きたいんだ!」と言うのでしょうか?

働くのは実にくだらない事なのかもしれません、戦争することが実にくだらない事であるのと同様に。

ただ、今の時代あまりそういう風に考えると勤労意欲が無くなってしまいますし(笑)、「そういう考えもあるんだな〜」位に思っとくのがいいのかもしれません。

別にキリスト教やイスラム教、労働教が悪いわけでは無いのでしょう。

ただ、労働は、特に今日の会社に勤めて給料をもらうという形の労働は、自然発生的なものではないのかもしれない、と思うのです。

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