月15日働くだけで生活する方法


仕事に疲れた人へ
必要最低限以上は労働したくない人へ
消費に意味を見出せない人へ



1.人はどれだけ働けば食べていけるのか?

皆様は毎日労働しているでしょうか?

私はしています。

ゆくゆくはアフィリエイトでの不労所得で生活できたら・・・と思ってますが、こればっかりはどうなるかわかりません。

というわけで日々生活のために労働しているわけです。

生活のために働くのは別に悪いことではありません。

というよりも、生活のためにはしょうがないと思います。

そして問題は、どの程度働けば生活していけるのか、ということです。

普通の人は、どの程度働けば生活していけるのか、なんてことを厳密に検証してみることなどしません。

そして漠然と働き続け、「なんか生活苦しいな」という思いを持ちづつけたまま一生を終えます。

それはそれで別にいいのですが・・・。

せっかくなのでどの程度働けば食べていけるのか計算してみましょう。

モデルケース
地方で一人暮らし

税金(所得税・住民税・年金・健康保険税) 2.5万
家賃 4.7万
食費 1.7万
光熱費・通信費 1.2万
衛生・消耗品費 5千
遊び・自由費  1.5万
計 12.1万 です。

これをアルバイトでも正社員でも、時給換算で何時間働けば稼げるのか計算してみましょう。

まずはほぼ最低賃金の時給800円の場合
12.1万÷800円=151.25時間
一日8時間働くとすると、稼ぎ出すのに必要な日数は

18.9日

つまり時給800円の場合月18.9日働けば暮らせます。

時給800円しかなくても、一ヶ月30日としたら一月に11.1日も休めます。

年間にしたら133.2日の休日です。

これは普通の会社の正社員よりも休日が多いのではないでしょうか。

次に時給1000円の場合

12.1万÷1000円=
121時間

一日8時間働くとすると、稼ぎ出すのに必要な日数は

15.1日

つまり時給1000円の場合月15.1日働けば暮らせます。

時給1000円しかなくても、一ヶ月30日としたら一月に14.9日も休めます。

年間にしたら178.5日の休日です。

これは普通の会社の正社員よりもはるかに休日が多いのではないでしょうか。

仮にフリーターで一日に6時間しかシフトに入れなかったとしても月に20.2日働けば暮らせます。





次に時給1200円の場合

12.1万÷1200円=100.8時間

一日8時間働くとすると、稼ぎ出すのに必要な日数は

12.6日

つまり時給1200円の場合月12.6日働けば暮らせます。

時給1200円しかなくても、一ヶ月30日としたら一月に17.4日も休めます。

この段階で月の半分以上が休みになりました(笑)

年間にしたら208.7日の休日です。

これは普通の会社の正社員よりもはるかに休日が多いのではないでしょうか。

給1200円でもう月15日働いて生活する暮らしが実現しました。

仮にフリーターで一日に6時間しかシフトに入れなかったとしても月に16.8日働けば暮らせます。

最後に時給2000円の場合

12.1万÷2000円=60.5時間

一日8時間働くとすると、稼ぎ出すのに必要な日数は

7.6日

つまり時給2000円の場合月7.6日働けば暮らせます。

時給2000円しかなくても、一ヶ月30日としたら一月に22.4日も休めます。

この段階で月の三分の二以上が休みになりました(笑)

年間にしたら269.3日の休日です。

これは普通の会社の正社員というよりか不労所得でくらしている人のようになりました。

仮にフリーターで一日に6時間しかシフトに入れなかったとしても月に10.1日働けば暮らせます。

こうやって検証してみると、生きていくためのハードルは意外と低いです。

時給2000円よりもはるかに高い給料をもらっていて、なおかつ長時間働いている人たちが不思議でなりません。

理論的には月60.5時間以下働けば暮らせるわけですから。

人は欲を持ち出すときりがないので、もっともっとお金を求めてしまうからでしょうか?






2.生活水準を下げることの魔法的効果

さて、上でシミュレーションして見ましたが、このシミュレーションの肝は時給ではなく、生活費の安さです。

夢のように短い労働時間は、時給が高いから実現しているのではなく、生活水準を十分に下げているから実現しているのです。

私の経験から言って、月に10時間労働時間が短くなるだけでかなり楽になります。

労働時間を増やしてまで高い生活水準にしがみつく意味はあるのでしょうか?

疲れるだけなのではないでしょうか?

人間は食住足りれば十分生きていける動物なのではないでしょうか?

それに従業員としてたくさん稼いだらその分たくさん会社に搾取されるわけですからちっとも割がよくありません。

税率も上がります(笑)

私のように労働があまり好きではなく(笑)、やる気もない、社会にはあまり向いていない(笑)人間にとっては、生活水準を下げ、少ない労働時間でゆったり生きていくという道もあります。

実際私も生活水準を下げ、世間一般の労働時間より少ない労働時間でゆったり暮らしています。

実際上記を実行するには、労働時間や労働日数の調整は正社員では事実上不可能ですから、パート・アルバイトなどのフリーターになる必要があるでしょう。

いいじゃないですか、フリーターで。

スケジュールも服装も髪型も言葉遣いも融通がきいて、自由が多いですし。

収入を増やしたければアフィリエイトなどの副業をすればいいわけですし。

それに正社員になっても倒産・リストラ・うつ病のリスクはますます現実味を帯びてきていますから、そこに安定などありませんし。



編集後記


今回の記事は今までで一番時間がかかり、書き上げるのに2時間くらいかかりました。

数値によるシミュレーションには意外と手間がかかるものです。

この記事を読んだ方のなにかのヒントになると嬉しいです。

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